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ご挨拶

 本寺は、宗祖弘法大師の御教えを組み、信じ、近年では先々代佐々木瑞範和尚・先代義範和尚によって戦前戦後に亘り細々と守り継がれた、真言宗豊山派総本山長谷寺)の小さな町の小さな寺院であります。
 本寺は古来、僧侶の修行場であったり地域支配の殿様(片桐氏一族)の祈願所であったりし、それなりの加護を受けて維持・継承されてきたものと思われます。しかし、いわゆる旦那寺(檀家の菩薩寺として守られている寺)でなかったために、近年、住職は皆兼業せざるを得ない状況でありました。
 しかしながら、ここにきて、320年ぶりの再建が実現(平成28年10月29日)し、稚児行列落慶法要・記念式典にと、250名が参集し、盛大な式典が挙行されました。現住職としては正に夢のような出来事であり、支援いただいた町民・檀信徒各位には衷心より感謝の心は止みません。
 信徒会館「愛染」を創建(平成27年4月29日)し、近代建築の粋を集めた本格的寺院建築の本堂が再建・新築された今、時代の趨勢を鑑み、これまでとは異にした新たな航海に本寺は旅立っています。

信徒会館「愛染」

 信徒会館「愛染(あいぜん)」は、「愛染明王」をご本尊として祀っています。
この愛染様は、以前は新福寺の宝物として、旧本堂に祀られていましたが、仏像の盗難防止の意味から、昭和53年の庫裡の新築に伴い、庫裡の一室に保管していたものです。今期愛染館の創建に伴い、一躍ご本尊として日の目を見ることとなりました。
 愛染明王は、恋愛成就、男女及び地域住民の和合、悪心降伏(戦勝・息災)等に信心・参拝の功徳をもたらし、更には染色業、水商売等々の守護神としても威力を発揮される仏様とされています。是非新本堂の三仏と共に合掌されてはいかがでしょうか。
 また、本会館は、小林町民・新福寺檀信徒、更には住職等と少しでも縁があれば、つぎのような事項に無償貸与させていただきます。

  • 災害一時避難所
  • 諸会議・休憩等控室
  • 各種法要及び家族葬儀場
  • 団体の会食場

お知らせ

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